FRPタンクの特徴(角形)

FRP製パネルによる組立方式

FRPタンク(角形)の側壁には、平板パネルあるいは円弧パネル(FRP材と硬質ウレタンフォームで構成されたサンドイッチ構造)を製作し、現場にて接合部をFRP接着接合(オーバーレイ)を行います。

通常よく使われるパッキン方式のタンクと違い、接合部をFRP接着しているので漏水リスクもありません。(ノーステイ・ノーパッキン構造)

大型FRPタンクも可能

タンクサイズは縦・横・高さはモジュール寸法に制限はなく、フレキシブルに対応可能となります。
外部補強方式の構造で設計しており、現地組立を活かし、既設建屋や地下ピットなど搬入条件に対応できるタンクとなります。
幅40mを超えるタンクも設置可能であり、必要容量に合わせた大型タンクも可能になります。

設置スペースの有効性

角形タンクは円形タンクに比べ、容量を大きくすることが可能になり、デッドスペースを減らし、有効活用できます。

エフズテックのタンクサイズは縦横・高さに制限はなく、mm単位で設計できるので、スペースの有効活用することが可能です。

タンク内部の有効活用

タンク内部は、凹凸のない底板形状であることから、仕切壁や整流板の設置や、撹拌装置や水中ポンプ、曝気装置の設置、蓄熱コイルの設置も可能となります。

また、病院排水に活用できる排液タンクや薬品タンクにも使用可能な耐食タンクとして活用されています。

角形FRPタンクとFRP製パネルタンクの比較

<比較表>

  FRPタンク(角形) FRP製パネルタンク(汎用タンク)
成形法 ハンドレイアップ法(多品種少量生産) プレス法(定品種多量生産)
主な使用例:断熱性、耐食性などの機能タンク・スクラバー、ダクトなど耐食機器部品 主な使用例:受水槽 自動車部品、浴槽
形状制限 特になし 表面積<5.0㎡
(1.0x1.0,1.0x1.5などのモジュール寸法)
接合部処理 FRPオーバーレイ接着(ノーステイ・ノーパッキン構造) シール材(パッキン構造)
自由度 ×
強度性能
耐食性
数量・経済性