耐食FRPタンクの特徴

FRPの長所を活かした耐食FRPタンクは、さまざま用途に使用されております。
薬液タンク・・・塩酸・硫酸・次亜塩素酸ナトリウムなどの薬液を貯蔵するタンク
廃液タンク・・・工場廃液、病院廃液などさまざまな薬液が混入している廃液を貯蔵するタンク

機能性樹脂

耐食FRPタンクの樹脂は、貯蔵する液の特性と使用温度を考慮して、耐食性能表をもとに選定いたします。
またタンクの構成する厚みについては、強化層(計算上必要厚み)と耐食層(腐れ代)を加えた厚みとして決定しております。

イソフタル酸系不飽和ポリエルテル樹脂 汎用樹脂(オルソ系)に比べ、強度(伸び)耐薬品性、耐熱性に優れる。
ビスフェノール系不飽和ポリエステル樹脂 耐熱性、耐食性に優れるが脆い傾向になりやすい。
ビニルエステル樹脂 全般的に強度、耐薬品性、接着性に優れる。耐熱性、耐溶剤性、靭性に優れる樹脂もある。

*靭性とは、材料の脆性破壊に対する度合であり、材料の粘り強さのこと。

耐食FRPと金属材料との比較

耐食FRP

劣化原因は主に加水分解によるものであり、酸化、浸透、透過、溶出、膨潤、溶解等によって劣化します。
高級金属材料(チタン、ハステロイ、ステンレス等)に比べ、経済的。

金属材料

金属の腐食には、浸食と乾食があります。

浸食・・・金属の水分を伴った腐食で金属がイオン化することが主な原因となります。
乾食・・・常温または高温時に存在する気体と金属が化学反応を起こし、主に金属が酸化することで劣化します。

耐食樹脂の選定、耐食FRPの設計には、さまざまな要因を十分考慮し、耐薬品性を正しく評価し、設計しております。


メンテナンス

導入後のメンテナンスに関しても現場での作業が可能であり、継続的な監視と定期的な検査で高寿命化につながります。